ソロを吹くときに

最近facebookを始めてから思ったことをその場で投稿するようになり、長年続けたブログのほうがおろそかになってきてしまいました。ちょっと反省。

さて、とうとう来週の日曜日はブルレスケの本番です。久しぶりの杉並公会堂。お時間ある方、ぜひご来場ください。

本番に向けて昨日、今日と練習なわけですが、昨日帰る途中にFgの後輩から「ソロを吹くときにどんなことを考えていますか?」と質問をされました。彼女、今回シェヘラザードのソロがあるから、きっとそんなことを思ったんでしょうね。

改めて質問されると意外と難しい…。朗々とうたうようなソロであれば、どちらかというと風景のようなイメージを思い浮かべているかもしれない。テクニック的なソロだと、練習の時からメトロノームとにらめっこしながらゆーっくりからさらうようにしています。あと、たとえどこかで落ちたとしてもどこかで戻れるように不測の事態に備えているかなあ…。

でもどちらにも共通しているのは、いろいろな場面を想定してかなりの回数さらう、ということです。そして大事なことは、正確にさらう、ということです。年を取るにつれてそのことを非常に大事にするようになってきました。

彼女には「さらう」くだりは伝えなかったけど(どうやらかなりさらっているみたいだったから(笑))、少しでも参考になることを伝えられていればいいなあと思います。それにしても自分も後輩からそんなことを質問される年になったんですねえ。今までは(いやいや、今でも)質問するばっかりだったのに。

そう思うと、楽器を続けている限りは少しずつでも成長していかないとなあと思った帰り道でした。