見せる音楽

最近会社の社員食堂でついているテレビでしばしば見かける、NHKに出演中のバニラドームというユニット。ピアノとバイオリンとチェロ(だったかな…)のきれいなおねいさんたちが、お昼の番組の冒頭と中間部で(もしかしたらまだ出番があるのかもしれないが、あまり長々いられないためこれくらいの出番しか知らない)演奏をしています。最初はぼーっと見ていたんだけど、最近このおねいさんたちがすっごいカメラ目線なことにやっと気づいた。
自分たちが演奏するときや、自分たちが聞きに行く音楽というのは、演奏することじたいがまず第一の目的であり、それに見せる音楽という要素がおまけのようにくっついてくるものだと思うのだけれど、このバニラドームのおねいさまがたはまずは見せることが第一の目的になっているようで、なんだか演奏しながらカメラに向かってにこにこしていることに違和感を覚える。同じことが女子十二楽坊なんかにもいえると思うんだけど、ほんっとにじろじろニコニコといった感じで、…といった感じである。
でもそれもひとつのおねいさまがたの音楽の形ではあるんだろうけれど。