本番が終わりました

7日の日曜日は越谷にてモツレクの本番が終わりました。

実は、今回の演奏会、本番を迎えるまでに少し考えることがありました。

もしかしたら今更考えたり、こんなふうに文字にすることではないのかもしれないのですが、たとえば

テンポどおり吹くこと

遅れないように吹くこと

走らないで吹くこと
って、決して同じじゃないですよね。

同じテンポで演奏しても、演奏の仕方によっては優雅に聞こえることもあるし、せかせかとせわしなく聞こえることもある。

同じ曲でも、速く演奏することで曲の良さをだすこともできれば、歌うべき箇所をしっかり歌って、ゆっくり演奏しても決して間延びせずに、曲の良さを出すこともできる。

テンポって不思議だな、と思うことってありませんか?

今回、ちょっとしたことがあって、音楽の「はやさ」について少し考えてしまいました。結局どのテンポで演奏するかっていうのは指揮者とオケの妥協点、もしくは指揮者の根拠を持った指揮に導かれるものだと思うのですが、その速度をどのように自分の中で消化して、そのはやさのなかで自分がどんな音楽を造っていかれるか、ということなのかな、と漠然と考えたり。

久しぶりに音楽と真摯に向き合った時間でした(←久しぶりじゃダメですね)。

まあ、結局何が言いたかったかというと、モーツァルトの音楽は難しいということです。

あと、今回の本番、合唱ももちろんついたのですが、舞台が暑すぎて、合唱の女性がメインとアンコールの間に倒れて救急車騒ぎになりました。室内でも熱中症…。舞台って暑いですもんね。びっくりでした。