長い夏休み

11月16日(日)から26日(水:つまり本日)まで、長い夏休みをいただいております。こんなに休んじゃって社会復帰できるかしら、って感じですが、今回の休みは一人旅あり、わくわくフェスタあり、はっちぽっちありともりだくさんだったため、まずは一人旅を振り返ってみようと思います。

11月16日(日)
前日まで土曜営業で出勤しており、いきなり日曜日から出雲へ。行きは飛行機で出雲空港へ。あいにくお天気は曇り。東京は結構雨が降っていました。

まずは出雲大社へ。平成25年まで本殿は改修工事をしており、残念なことに仮本殿となっておりました。

ほとんど覗き見状態の本殿の様子。
出雲そばを食べた後はバスにゆられ日御碕へ。

ここは現役の灯台なのですがおよそ160段のらせん階段を登っててっぺんに行くことができます。ほんとにスニーカーで来てよかったと思った瞬間でした。降りてきたときはひざががくがくだった…。

灯台からの眺め
さて、ここからは一度松江に出て16、17日に宿泊するビジネスホテルへ。グリーンリッチホテルというホテルだったのですが、ここがビジネスホテルのわりには大浴場もあり、とてもよいホテルでした。
夕飯はガイドブックで調べてあった定食屋さんへ。

その中の1品。あからという魚の塩焼き。赤いお魚です。
大変だったのはここからの帰り道。乗ってきたバスは17時50分が最終で、どうやって帰ったらよいのか途方にくれていたところ、お散歩中のおばあさん2人組に遭遇し、駅までの道を聞いたところ、親切にわかりやすいところまでつれてってくれました。しかも夜の松江城まで案内してくれて。本当に助かりました。

11月17日(月)
この日も朝からどんより曇り空。今にも雨が降りそうな空模様。
まずは昨日バスの運転手さんが教えてくれた八重垣神社へ。ここは有名な縁結びの神社なのですがこの中に鏡の池という池があります。そこに硬貨をのせた占い用紙を浮かべて願い事をすると願いがかなうといわれており、数多の乙女たちが群がっていました。ちなみに当然かねちさんはそんなロマンチックなことはやりませんでした(笑)。

鏡の池に群がる乙女たち
さて、そのあとは松江の市内観光ですね。

まずは昨日教えてもらった松江城へ。ここは天守閣に登ることができます。

あまりお天気はよくありませんでしたが、松江市内が一望できます。遠くに見えるのは宍道湖です。しかしよく階段を上り下りする旅だった…。

そのあとは松江城のまわりの塩見縄手の一角をぶらぶら。このへんには小泉八雲記念館や、江戸時代初期から松江藩の中級藩士が住んだ武家屋敷がそのまま保存されています。
続いて松江城のお堀を一周できる堀川めぐりという遊覧船へ。平日の、しかも夕方ということで、なんと乗船客は私ひとりでした…。

遊覧船からの1枚。紅葉が始まっていてどこへ行ってもとてもきれいでした。

日本銀行松江支店。今はカラコロ工房といってお菓子作りやアクセサリー作りが体験できる観光名所のひとつになっています。
夕方になると雨も上がり、宍道湖に沈んでゆく夕日を見ることもできました。

松江大橋という橋から見た宍道湖に沈んでゆく夕日。本当は夕日鑑賞スポットで見たかったんだけど、お天気がイマイチだから綺麗に見られないだろうと思い橋の上からの鑑賞となりました。でもきれいだった。

この日の夕飯は蒸寿司!このお寿司は寒い日でもお寿司を食べてもらいたいという店主さんの考案したお寿司で酢飯の上にうなぎや海老などがのったあったかいお寿司です。おいしかった。というわけで翌日は岡山は倉敷へ移動です!

11月18日(火)
倉敷へは特急やくもという電車で松江から2時間半弱。しかもこの電車は1時間に1本しかないので朝7時の電車で一路倉敷へ。
倉敷では一日中美観地区をうろうろしてました。

哀しいかな銀行員のためこういうものに反応してしまうんです。ここは美観地区内にある北田証券という証券会社。入り口の黒板には相場見通しが書いてあります。見た目はレトロだけど、中は現代の証券会社そのものでハイテクなんだとか。

まずは最大の楽しみだった大原美術館へ。ここは1000円で1日何度でも入れるので2回も入ってしまいました。かねちさん、絵はドがつくヘタクソですが見るのは大好き!しかもひとりなので心ゆくまで鑑賞できました。

美観地区にもくらしき川舟流しという舟があって、もちろん乗りました。こちらも紅葉がとても綺麗。だったのですが風がすごく冷たくてかねちさんのおなかはこの後ぐるぐるに…(汗)

川には白鳥も泳いでいます。この日は風が強かったからいつもより一生懸命泳いでるって船頭さんが言ってました。
この日は美観地区内の旅館に宿泊しました。古い建物ですがとても綺麗で、ご飯もお部屋出しで、ひとりが少し寂しかったけどとてもおいしかったです。

夕飯での1品。小ふぐのから揚げ

11月18日(水)
さ、一人旅もとうとう最終日。帰りは岡山から新幹線のため岡山城と日本3名園のひとつ、後楽園によって帰ることにしました。

岡山城は壁が真っ黒のため烏城(うじょう)と呼ばれているそうです。松江城に比べるとだいぶ小さめ。

後楽園の入り口。立派なもみじ。


後楽園はだだっ広い感じで、金沢の兼六園に比べるとだいぶ違う印象を受けました。

というわけで総じて大変楽しい一人旅でした。途中「ひとりもいいなあ」なんて思っては「いやいや、次こそは誰かと一緒に…」と思い直したりして(笑)。でもいろんな人に親切にしていただいて、どれだけ助けられたかわかりません。特に松江で道を教えてくれたおばあさんには本当は住所でも聞いてお礼状を書きたかったくらいです。
ひとりなのでいろいろなことを考えましたが、ひとり旅も年に1回くらいはいいかもしれないな、と思いました。さて、来年はどこに行こうかな。ここのところ広島、京都、神戸、ときて出雲、松江、倉敷ときたので次は北のほうへ行こうかな、なんて。
とりあえず明日からの仕事をがんばります。あー、気が重い…。