『流星ワゴン』

重松清さんの『流星ワゴン』を読みました。
話の大筋は、生活に疲れてしまった主人公が「もう死んじゃってもいいや」と思っていると、数年前に事故で死んでしまった親子が現れ、過去の大事なポイントに連れて行ってくれるという話。でも結局過去のポイントを変えることはできない。
人はどんなに「あのときああすればよかった!」と思って、もう一度そのポイントに戻ったとしても、結局同じことを繰り返すのかもしれないなと思いました。でもそれは決して絶望ではなくて、それが失敗だったって思えるから、現時点から未来を創っていくことはできるんですよね。本当に簡単に言ってしまうとなんでも前向きにってことなのかなあ。
ま、こんなに短絡的で軽い話ではアリマセンがおすすめです。次は何を読もうかな〜。