メゾン・ド・ヒミコ

昨年末、かねち家はテレビを買い換えました。それに伴い、DVDレコーダーも購入したため、今まではプレーヤーだけだったのが録画もできるようになりました。というわけで先日深夜放送されたメゾン・ド・ヒミコを録画し、やっと見ることが出来たわけです。

私は本や映画、音楽の感想を論理的に表現することが出来ないので、感想というと大変稚拙なものになってしまうのですが、とってもよかったです。この映画、死にかけているゲイの父親と絶縁状態だった娘の話なんですが、家族の隙間が埋まっていくというよりは、ゲイというマイノリティに対する娘の見方が変わっていく過程を描いた映画のような気がしました。あとは父親の恋人と娘の関係の変化ですね。ちなみにラストは父親の死によって別れた父親の恋人と娘が再会をするシーンで終わるのですが、これが果たして父親の恋人が恋愛対象として娘に会いたかったのか、そもそもひとりの人間として娘の存在を求めたのか、どちらにもとれる終わり方だったのがよかったなあと思いました。

すでにご存知の方もたくさんいらっしゃると思いますが、かねちさんの大親友もゲイです。かつてゲイとは知らず好きになったことがありました。告白をする前にカミングアウトをされてしまったので自分の想いを伝えることは出来ませんでしたが、受け入れられない想いを抱えた娘と自分がシンクロしたり、彼を知っているからこそ自分にとってゲイという存在が身近にあって、違和感がなくて、(本来自分は決してゲイを嫌悪していたわけではないですが)映画の中でゲイをただただ嫌悪することから(本来父親がゲイで家族を捨てたという過去があったために、父親を否定する気持ちが頑なにゲイを否定していたわけなのですが)ひとりの人間として存在を認識していく娘の意識の変化がすごくわかるような気がして、本当にいい映画でした。

結局「いい映画でした」しかいえない。稚拙ですねえ(笑)